THE LAST BAUS-さよならバウスシアター、最後の宴

run.

「この物語はきみが読んできた全部の物語の続編だ」
彼はそう言った。彼は古川日出男という。彼はめがねをかけている。そのめがねを通して世界を捕える/捉える。彼はジムで体を鍛えている。その体を使い、捕えた/捉えた世界を書き留める。そして書き留めた世界を彼は時々、声に発する。それが今日だ。俺は彼の声を聞いた、紀伊國屋で。今日もまた、彼は叫ぶ。時には激しく、時には優しく。その叫びは俺の胸に響く。その瞬間、紀伊國屋には世界がある、と俺は勝手に思う。俺は俺のめがねを通してその世界を捕える/捉える。そして俺は書き留める、この世界は俺が捕え/捉えてきた全部の世界の続編だ、と。そして俺は彼から言葉をもらう。

run.

わかった。俺はrunするぜ、この世界を。走り抜けてみせる。

古川日出男 朗読会&サイン会

2007.07.22 | | Comments(0) | Trackback(0) |

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